不動産鑑定士というのは資格業ですから、まずスタートラインに立つには
試験に合格しなくてはなりません。
でも、資格業は、言ってみれば「生涯現役」。
合格はあくまでスタートです。
その先には、長い不動産鑑定士人生が待っています。
まず、この仕事をしていて思う不動産鑑定士に必要な資質とは、
「不動産が好きであること」
たとえば福岡県で言いますと、サラリーマンより経営者のほうが多い不動産鑑定士。
なかには経営のプロと呼ぶべきビジネスマンもいます。
しかし、同業者の多くが、経営者としての顔よりも
「不動産おたく」もしくは「不動産マニア」という顔が前面に出ています。
そういう意味では私も公私混同が甚だしいです。
なにしろ、「趣味=不動産鑑定評価」だと自認しています。
たとえば私は、レトロな建物が好きです。水面上に建っている建物も好きです。
コンビニとして建てられた建物を、違う用途に使っているテナントが好きです。
その他もろもろ、不動産に心ひかれる瞬間が大好きです。
とにかく、好きなことを仕事にできるというのは、幸せなことだと思います。
そして、実務では日々、新しいことを発見できますし、いろんな現場に出かけます。
ふたつとして同じものがない「不動産」の楽しさだと思います。
合格を目指している皆様におかれましては、ぜひ、この楽しい業界のスタートラインに立っていただきたいと思っております。