先に書きましたように、不動産鑑定士の業務は浮世離れしていて、
一般のお客様と触れ合う機会が少ないのですが、
業務を並べてみると、意外と幅が広いことがお分かりいただけるかと思います。
少し古い話になりますが、
東京都が尖閣諸島を買い取るにあたって価格を求めたのも不動産鑑定士です。
私も、天神のオフィスビルから、山の中の別荘地まで、いろいろと評価をさせていただいております。
お医者さんでしたら、たとえば眼科の先生が心臓手術をすることはないと思いますが、不動産鑑定士は一応、どんな不動産でも評価できると思います。
とはいうものの、やっぱりそれぞれに得意分野というのはあるようです。
私は不動産マニアですので、不動産市場に流通していなくて相場の見当もつかないような物件なども大好物ですが、そういうご依頼は公共団体からしかやってまいりません。
私が、得意分野は、と聞かれましたら、「税務」関係と「争訟」関係です。
改めて後日、事例紹介などできればと思います。