不動産鑑定士の自由研究

不動産鑑定士という職業の認知度アップに貢献したい

不動産の価格はどのように決まるか1(私の考え)

スケールの大きなタイトルを掲げてしまいました。

こんなテーマ、分厚い本1冊分でも足りません。

私が考える不動産価格形成理論を、極限まで要約したいと思います。

 

先日、地価公示が発表されまして、この1年、地価が上がったとか下がったとか、少しだけ話題になっています。

同じ不動産なのに価格が上がったり下がったり。

なぜでしょうか。

 

不動産鑑定評価基準には、第4章「不動産の価格に関する諸原則」として、価格形成過程にみられる11の法則性が列挙されています。

ご紹介しますと、

〇需要と供給の原則

〇変動の原則

〇代替の原則

〇最有効使用の原則

〇均衡の原則

〇収益逓増及び逓減の原則

〇収益配分の原則

〇寄与の原則

〇適合の原則

〇競争の原則

〇予測の原則

です。

受験生のみなさんは当然のように、この11の原則とその内容を丸暗記しています。

 

もちろん、不動産の価格形成過程において、これらの原則がかかわってきますが、究極に要約すると、

 

不動産の価格は「需要と供給」によって決まります。

 

既に400字以上書いていますが、要約すると、上の1行になります。

次回、もう少し突っ込んだ私見を述べていきたいと思います。