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相続税路線価が発表されました

例年7月1日は、相続税路線価が発表される日です。

今年も例年通り、発表されましたが、大して話題になりませんでした。

相続税路線価は、国税庁のホームページで確認することができるのですが、毎年7月1日にはアクセスが集中して、なかなかつながらなかったりします。

でも今年は、順調にサクサクとアクセスできました。

「路線価図」で検索すると、トップに出てくるサイトです。

 

そこで今回は、いわゆる公的価格について整理したいと思います。

宅地の価格について、公的な指標は

地価公示

〇地価調査

相続税路線価

〇固定資産税路線価

の4つが挙げられます。

 

まず、宅地の価格は日々変動している、という認識を前提としています。

ですから、地価公示や地価調査では、同じポイントを1年に1回定点観測して、3%上昇したとか5%下落したとか言うわけです。

固定資産税路線価は3年に1度ですので置いておいて。

 

地価公示は、毎年1月1日時点の価格が3月下旬に発表されます。

 

地価調査は、毎年7月1日時点の価格が9月下旬に発表されます。

 

相続税路線価は、毎年1月1日時点の価格が7月1日に発表されます。

 

ですから、相続税路線価が発表される3か月以上前に、地価公示において1月1日時点の地価のトレンドは既に分かっているのです。

 

ちなみに、地価公示、地価調査、相続税路線価、固定資産税路線価がまとめて見られる便利なサイトは「全国地価マップ」です。

ぜひご活用ください。