不動産鑑定士の自由研究

不動産鑑定士という職業の認知度アップに貢献したい

ダブルアクセスという価格形成要因

駅までの距離というのは、土地の価格を決める大切な要素です。

ここ福岡では、JRのほかに市営地下鉄、西鉄平成筑豊鉄道北九州モノレールなどが走っています。

 

たとえば、春日市大野城市あたりの住宅地の立地条件を考えた場合、

西鉄春日原」駅 400m

西鉄春日原」駅 800m

では、どちらの方が立地条件がよいと言えるでしょうか。

駅までの距離だけを考えると、①で異論はないと思います。

 

それでは、

西鉄春日原」駅 400m + JR「春日」駅 1,200m

西鉄春日原」駅 800m + JR「春日」駅 800m

西鉄春日原」駅 1,200m + JR「春日」駅 400m

だと、どうでしょう。

西鉄は天神地区に通じます。

JRは博多地区に通じます。

ですから、天神地区に通勤する人は①、博多地区に通勤する人は③が便利でしょう。

そこで、一般論として、どれが優位なのか。

私には正解は分かりません。

みなさんもちょっと考えていただければ、と思います。