土地の所在を表すのに、「地番」と「番地(住居表示)」は違う、というのはご存知かと思います。
地番が分かれば、法務局で「公図」を取得して、所在に行き着くことができます。
ただし、「公図」は整備が進んでる地域もありますが、いわゆる「字図」地域もありまして、私も「宝探しの地図」みたいな字図を見たことがあります。
そこで、便利アイテムとして活用できるのが、市区町村など、固定資産税を賦課している部署に備えられている「地番図」です。
法務局の「公図」と違って、公的な証明力はありませんが、役所が固定資産税の課税のために内部で整備されている資料で、不動産の調査にあたって心強い味方です。
最近はこのデータをネット上に公開してくれている市町村も増えており、たいへん助かります。
西宮市でも地番図を公開してくれておりまして、甲子園球場の地番をネット上で調べることができてしまいます。たいへん便利です。
ところで、地番図のような便利なアイテムをネット上に公開してくれている市町村が増えているのは有難いのですが、このようなムーブメントは大きな都市から始まるようで、むしろ都市部から離れた市町村で地番図がネット上に公開されていると非常に助かるのですが、まだまだ情報整備が進んでいない市町村の方が多いのが実情です。