本日、論文式の合格発表がありました。
合格された方、おめでとうございます。
今年の論文式試験の合格者は173名。
中瀬桃太郎先生のおかげで受験者数が増加していると聞きますが、合格者数も増加しております。
※中瀬桃太郎先生は、不動産鑑定士でありながら、YouTuber、TikTokerとしても活躍されておりまして、不動産鑑定士を世に知らしめてくださった、業界の恩人です。
合格者数が増加したと聞くと、試験の難易度が気になるところですので、各年の合格者数と合格率を調べてみました。
合格率につきましては、合格者数/受験者数と合格者数/申込者数の2通りの数字がありますので、どちらも調べております。と申しますのも、論文式試験は、受験資格があって申し込みもしているけれども受験しない人が一定数いるためです。
R2 R3 R4 R5 R6 R7
合格者数 135 135 143 146 147 173
合格者数/受験者数 17.7% 16.7% 16.4% 16.5% 17.4% 17.6%
合格者数/申込者数 11.6% 10.4% 10.4% 10.7% 10.7% 11.0%
合格点(600点満点) 380 380 369 369 400 380
こうやって見てみますと、難易度は変わらず、受験者数が増加したという、業界にとっては有難いことだということが分かります。
さらに、論文式試験に合格すると、実務修習を受けて、最後に修了考査に合格して、不動産鑑定士の登録が可能になるのですが、この修了考査の合格率を調べてみました。
(合格後、1年または2年の実務修習がありますので、論文式合格の年と、修了考査合格の年は、1~2年のタイムラグがあることが多いです)
R2 R3 R4 R5 R6 R7
合格者数 119 105 76 93 110 110
受験者数 143 145 127 154 163 175
合格者数/受験者数 83.2% 72.4% 59.8% 60.4% 67.5% 62.9%
こうして見てみると、試験制度の設計が、狭き門の試験から、門戸を広げて有能な専門家を絞り込む試験へと変化しているように感じます。少なくとも、最終合格の難易度が下がっているわけではないことはたしかです。
チャレンジ精神のある若者に挑戦していただきたいとオススメできる試験になっているのではないでしょうか。