今年も相続税路線価が発表されました。
昨年との比較で、上昇している都道府県、下落している都道府県を見てまいりますと、「二極化」という、最近よく使われるワードで解説が可能なのかと思います。
九州では、県単位でみると福岡県が突出しておりますが、ピンポイントで最もインパクトがあるのは、TSMC関連の影響を強く受けた熊本県の一部地域と言えるでしょう。
とは言うものの、この相続税路線価は例年7月に発表されますが、価格判定の基準日は、1月1日時点ですので、公的な地価指標という意味では、地価公示(例年3月発表)よりだいぶ遅れた情報ということになります。