不動産鑑定士の自由研究

不動産鑑定士という職業の認知度アップに貢献したい

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

気になっているビル

目の錯覚? 掲載を迷ったのですが、以前から気になって仕方ないビルです。 2棟のビルの間をよく見ると、1階部分はぴったりくっついているのに、上階にいくにつれて少しずつ離れていくように見えます。 とりあえず、危険性などはないのでしょうけれども、どち…

活用事例 自社物件のデューデリ

たとえば、自社が保有する不動産を、社内の誰が把握しているでしょうか。 不動産管理部門があるような大企業なら話は別ですが、多くの場合は社長さんが自ら把握しておられるか、もしくは経理部門のお偉いさんが把握されているか、そんな企業さんが多いように…

福岡県不動産市況DI調査という公表資料

不動産鑑定士協会では、公益的な事業も行っています。 その中のひとつが、不動産市況DI調査というものです。 DIというのは景気動向指数のことで、県内の不動産市場のプレイヤーである各企業にアンケートのご協力をお願いし、その結果を集計して発表している…

路線価と特定路線価

資産税が得意ではない税理士さんが、相続税の申告をしました。 資産税が得意な税理士さんが、更正の請求のチャンスを発見して、再度、評価を行いました。 そして私は、ちょっと税務に詳しい不動産鑑定士という立場で、その最終チェックを行っているところで…

不動産鑑定士業界のテーマ あるべき価格か ある価格か 3

では、不動産鑑定士の存在意義は、と言われると、「あるべき価格」を求めることができる点ではないでしょうか。 バブル期、「ある価格」は、その実力を大きく上回りました。 その反省から、不動産鑑定士の業界では、「収益還元法」による実力の測定を行うよ…

不動産鑑定士業界のテーマ あるべき価格か ある価格か 2

前回は、不動産鑑定士がつける公示地価が、特に地価上昇局面において、市場における実勢価格を反映していないのではないか、という意見があるということについて、現状をご紹介しました。 ここからは私見になります。 そもそも、不動産市場というのは、情報…

不動産鑑定士業界のテーマ あるべき価格か ある価格か 1

不動産鑑定士の業界内でたびたび議論されるテーマです。 ある価格、すなわち市場に顕在化している価格 あるべき価格、すなわちその不動産が持っている実力相応の価格 不動産鑑定士が発する価格として、どちらが正しいのか。 いちおう今は、ある価格派が主流…

こんな顧問税理士はイヤだ というyoutube

こんな顧問税理士はイヤだ 最近、士業の先生もyoutubeを活用されることが多くなりました。 私は、移動中などの時間に専門家の先生のyoutubeをよく見ています。 (車で移動することが多いので、見るより聴くことのほうが多いです) 傾向としましては、税理士…

裁決事例を読む 不動産鑑定評価額で相続税を申告したケース

裁決事例を読んでおりますと、不動産鑑定評価額で相続財産の評価額を求めて、相続税を申告したケースで、納税者側である相続人が、原処分庁である国税庁の主張に負ける場合、裁決理由として、 ○評価通達等による難い特別な事情が認められない という理由だけ…

相続税路線価が発表されました

例年7月1日は、相続税路線価が発表される日です。 今年も例年通り、発表されましたが、大して話題になりませんでした。 相続税路線価は、国税庁のホームページで確認することができるのですが、毎年7月1日にはアクセスが集中して、なかなかつながらなかった…

評価事例 空室だらけの賃貸マンション

質問です。 ①満室稼働の賃貸マンション ②空室だらけでスカスカの賃貸マンション があるとしたら、どちらが欲しいですか。 賃貸マンションなんですから、満室稼働がいいですよね。 当然、満室の方が価値が高いと思いますよね。 ところが、この価値観が逆転す…