不動産鑑定士の自由研究

不動産鑑定士という職業の認知度アップに貢献したい

2023-01-01から1年間の記事一覧

東証RIET指数 2023終値 1,851.5

2023年も残りわずかとなりました。 思えば、一年あっという間に通り過ぎていく感覚です。 2023年もありがたいことに、たくさんの方に出会い、大いに助けていただきながら、なんとかやって来られました。 このブログを読んでくださっている皆様をはじめとしま…

九州大学 伊都キャンパス

更新が滞っておりました。 先日、所用で九州大学に行ってまいりました。 私の母校なのですが、移転後の伊都キャンパスに入るのは初めてでした。 守衛さんに駐車場をご案内いただいたのですが、 「上にあがると、おおおおおおおおおおきい駐車場があります」 …

物流倉庫整備へ規制緩和 高速IC周辺 という新聞記事について

今日の朝刊で、 政府は、高速道路のインターチェンジや幹線道路の周辺で、倉庫など物流施設を整備しやすくするため、規制を年内にも緩和する方針を固めた。 対象となるのは、主に郊外のIC周辺などに広がる「市街化調整区域」。無秩序な都市開発を防ぐため、…

景観重要建造物である家屋及びその敷地の評価

本日、研修会で知った国税庁の財産評価における質疑応答。 景観法に基づき景観重要建造物に指定された建造物である家屋及びその敷地の用に供されている宅地は、どのように評価するのですか。 という照会に対して、 景観重要建造物である家屋及びその敷地の用…

不動産鑑定士試験の合格発表と宅建試験

いよいよ今週の金曜日に、不動産鑑定士試験の合格発表がございます。 発表を待つのはドキドキしますね。 私もそうでした。 ところで、私が不動産鑑定士試験を受験していた頃は、合格発表が金曜日にあって、その二日後の日曜日が宅建の試験でした。 毎年、金…

相続土地国庫帰属制度 2件承認

昨日の新聞に載っていた記事からです。 相続した土地を国庫に帰属させることができる、いわゆる相続土地国庫帰属制度は、本年令和5年4月27日に始まった制度ですが、手続きや要件が厳しいという噂でした。 この制度が始まってから8月末までの段階で885件の申…

R5 地価調査が発表されました

毎年、この時期に発表される地価調査。 地価公示と半年ちがいの各年7/1時点の地価を定点観測する制度です。 福岡県は相変わらず好調という結果になっております。 都道府県別でみると、商業地の平均変動率は全国1位。住宅地と工業地が全国2位。 割安感のある…

アサヒビール博多工場跡地利用に関するニュース

以前、アサヒビール博多工場の移転が決まったときに、以下のような記事を書いたのですが、今回は、その跡地の一部が学校用地として確保されるよう、福岡市がアサヒビールに要望した、というニュースです。 hudousankanteishi.hatenablog.jp 福岡県内でも小中…

R5 不動産鑑定士試験 論文式の試験問題

八月に入り、お盆前になりますと、不動産鑑定士試験の論文式試験です。 今年も、三日間にわたって、おつかれさまでした。 税理士試験も同じ日程でしたね。 公認会計士試験の論文式はお盆明けの三日間。 私が合格したことのある資格試験で申しますと、行政書…

研修会の講師をしました

このたび、不動産鑑定士協会は税理士会との交流を図るため、研修会を行ったのですが、私も講師として参加してまいりました。 同業者が半分、税理士さんが半分という、微妙な配分の聴講者を前に話をするのは、とてつもなく緊張しました。 研修会のもよう 講師…

R5相続税路線価が発表されました

今年も相続税路線価が発表されました。 昨年との比較で、上昇している都道府県、下落している都道府県を見てまいりますと、「二極化」という、最近よく使われるワードで解説が可能なのかと思います。 九州では、県単位でみると福岡県が突出しておりますが、…

専団連という最強専門職団体の無料相談会

無料相談会 案内 久しぶりの更新となってしまいました。 先週の土曜日、無料相談会に行ってまいりました。 専団連とは、専門職団体連絡協議会の略で、福岡県では、 ・社会保険労務士 ・弁理士 ・中小企業診断士 ・弁護士 ・公認会計士 ・税理士 ・司法書士 …

R5 不動産鑑定士試験 短答式

今年も自己研鑽の一環として、短答式試験を解いてみました。 結果は、鑑定理論は合格したと思うのですが、今年の行政法規は難しかったですね。 自己採点では不合格です。 TACの解答速報会も見ましたが、やはり行政法規は難度が高かったようですね。 まあ、実…

(応援)R5 不動産鑑定士試験 短答式

明日は不動産鑑定士試験の短答式です。 国土交通省は、広島会場で受験する方は、サミット開催中で交通機関への予想されるので、お時間に余裕を持ってお越しください、と言っています。 短答式は全国で10会場しかありませんので、県外からの受験生も多くおら…

Evaluationというマニア向け論文誌のご紹介

久しぶりの更新となりました。 今回は、Evaluationという論文誌の新刊が出ましたので、こちらをご紹介したいと思います。 Evaluation プログレスという出版社から発刊される論文誌で、今回で76号になります。 私は2004年ごろから読み始め、2013年ごろからは…

首都圏新築分譲マンション(単月)の平均価格

今週、不動産経済研究所というシンクタンクが発表した 「首都圏 新築分譲マンション市場動向 2023年3月」 というレポートがとんでもないので、ニュースになっていました。 平均価格が1億4360万円。㎡単価が199.9万円。 とにかく驚きです。しかも売行きは好調…

税理士先生向け 書籍のご紹介

このブログを始めてから2年と少しが経ちます。 多くの方々にご覧いただきまして、本日、5000アクセスを達成いたしました。 これもすべて、皆様のおかげです。 深く感謝申し上げます。 ところで、今回は、税理士先生向けの書籍をご紹介いたします。 「はじめ…

不動産鑑定評価法違反罪

おかげさまで開業から1周年を迎えることができました。 これもひとえに、多くの方々のご支援の賜物と、心より感謝しております。 今後とも、ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。 さて、久しぶりの更新となりますが、珍しい記事を発見しましたので、ご…

川の上の建物 ピンチ

少し前に、川の上に建っている建物を発見して、嬉しくて写真を撮ったのですが、橋げたになっている木が明らかにたわんでいるので、いろいろ心配になります。 立地はこんな感じです。 参考資料1 たわんでますよね。 参考資料2 中に人がいるときに床が抜けない…

地番図という便利アイテム

土地の所在を表すのに、「地番」と「番地(住居表示)」は違う、というのはご存知かと思います。 地番が分かれば、法務局で「公図」を取得して、所在に行き着くことができます。 ただし、「公図」は整備が進んでる地域もありますが、いわゆる「字図」地域も…

キャナルシティ博多イーストビル 解体へ?

キャナルシティ博多のいわゆる「新館」が解体される予定だという報道がありました。 この建物は、第25回(2012年度)福岡市都市景観賞を受賞しています。 壁面緑化が特徴的な建物で、受賞作品紹介では、 ロゴ・マークのみを使ったミニマムな広告は「緑の余白…

この通達の定めにより難い場合の評価とは

相続税評価のお話です。 相続税法第22条(評価の原則) この章で特別の定めのあるものを除くほか、相続、遺贈または贈与により取得した財産の価額は、当該財産の取得の時における時価により、当該財産の価額から控除すべき債務の金額は、その時の現況による…

2023 住宅ローン金利

新年あけましておめでとうございます。 今年はどんな年になるでしょうか。 不動産の行方を予測するうえでは、借入金利が重要な要素になります。 まずは、昨年2022年の住宅ローン金利の推移を振り返ります。 住宅ローン専門金融機関アルヒのホームページによ…