まず、合格された方、おめでとうございます。
これまでの道のりはたいへんだったことでしょう。
だけれども、資格者は、互いに何も言わなくても、同じ苦労を乗り越えてきた、という点において、同志としての連帯を感じています。
おそらく、業界に一定数いるベテラン補助者とはどうしても分かり合えない一線のこちら側へ来られた方です。
この一線を越えた者にしか分からない世界を見ることができるようになるのです。
補助者の方々も、好んで補助者をしているわけではないでしょう。
この業界には、資格者より知識の豊富な補助者、経験の豊富な補助者がいます。
ですから、補助者へのリスペクトを忘れてはいけません。
しかし、決定的に違う一点が、試験に合格したかどうか。
この一点が、ささいなようで、根本的な違いなのです。
おそらく、合格された方には意図が分かっていただけるかと思います。
実務修習という試練が待っていますが、資格者として活躍するために必要不可欠な修行です。(経済的な負担がつらいと思いますが)あとひと踏ん張り、がんばってください。
最後に、残念ながら今年は結果が出なかった方、不動産鑑定士試験は、センスが求められる試験ではないと(私見ですが)思います。
やればやっただけ、点数が伸びる。
こんなに分かりやすいシステムはないでしょう。
今はガックリきているかも知れませんが、次の論述式試験まで既に1年を切っています。
独学の方は、学校にいくのもよいかも知れません。
とにかく、正しいやり方で、集中して、必要な時間、勉強すれば合格する試験です。
どのみち、資格者になっても勉強の連続です。
ともにがんばりましょう。