本日、不動産鑑定士試験の最終関門である修了考査の合格発表がありました。
不動産鑑定士の試験制度を改めて整理しますと、
〇一次試験(短答式=マークシート)
〇二次試験(論述式=記述)
の合格者が、実務修習に進むことができます。
そして、実務修習の最後に、
〇修了考査
がありまして、これに合格すると、不動産鑑定士の資格が得られ、国土交通省に登録して、不動産鑑定士になることができます。
さて、この修了考査、私が受けた第8回の記録が残っていないので、はっきりと申し上げることはできませんが、たしか9割近くは合格していたような記憶があります。
ところが、今回、第15回の合格率は59.8%。
なんと、6割を下回っております。
その結果、今年、晴れて不動産鑑定士の資格を得た方は、わずか76名となりました。
国家資格なのに年間の合格者が76名って。
絶滅危惧種です。