もはや私の理解を超えているのですが、仮想世界での土地取引が過熱しているという記事を読みました。
私の中では、仮想世界に土地がある、という状態が既にバブルなのですが、その価格が高騰していると聞くと、バブリーな市場環境であると感じざるを得ません。
不動産鑑定評価基準では、不動産の価格は、一般に、
(1)その不動産に対してわれわれが認める効用
(2)その不動産の相対的希少性
(3)その不動産に対する有効需要
の三者の相関結合によって生ずる
とされています。
たとえば私などは、仮想世界で土地を持っていても、何に使えるの?
と思うのですが、先進的な方たちは、ただただ転売益を得ようというのではなく、仮想世界の土地に仮想の建物を建てて、仮想世界内での活動の場とするようです。
また、ディセントラランドでは、供給を抑えて、希少性を高めることで、価格が高騰しているという仕組みもあるようです。
さらに、この仮想世界での活動が、広告、ソーシャルコマース、デジタルイベントなどを通じて収益を生み出すというのです。
たしかに、不動産鑑定評価基準に照らせば、仮想世界の不動産に価格がついても不思議ではない状況が生まれているようです。
ただし、現時点では、あくまで価格高騰による転売益が最も大きい効果を生んでいるようで、これは現実世界ですとバブルと呼ばれます。
私のようなアナログな考え方では、理解が難しいです。