不動産鑑定士の自由研究

不動産鑑定士という職業の認知度アップに貢献したい

活用事例 セカンドオピニオン1

たまに、ですけど、不動産鑑定評価書について、セカンドオピニオンを求められることがあります。

 

たとえば、込み入った内容の評価ですと、一般の方にとっては、何が書いてあるのか分からないから、内容を解説してほしい、などというニーズもあります。

 

結論から申し上げますと、やっぱり、不動産鑑定士が書く不動産鑑定評価書というのは、それなりにキッチリしていますので、結論を覆すような難癖をつけることはできません。

逆に、キッチリしていなかったとしたら、同業者といえども、ガンガン突っ込んでよいと思っています。

 

込み入った内容というのは、たとえば評価上の不動産の種類分けというものがございまして、土地ですと、

〇更地

建付地

〇借地権

〇底地

〇区分地上権

などと分けられます。

 

土地建物ですと、

〇自用の建物及びその敷地

〇貸家及びその敷地

〇借地権付建物

〇区分所有建物及びその敷地

という感じです。

 

賃料は、

〇新規賃料

〇継続賃料

に分けられます。

 

最も複雑なのが「継続賃料」の評価でしょう。

おそらく、初見では、何を書いているのか、さっぱり分からないと思いますが、弁護士さんは別格です。

頭の風通しが違うのでしょうね。

ひととおり説明すると、すんなり理解してくださいます。ご質問も的確です。

 

前置きが長くなってしまいましたので、セカンドオピニオンのお話は、次回に続きます。