税理士さんの賠償責任保険の事故事例を読んでみました。
以前から思っておりましたが、税理士さんのお仕事はクライアントのお金に直結しているので、恐ろしいですよね。
もちろん、税理士さんが間違えて、クライアントが怒ったら、損害賠償問題に発展します。
事故事例では、バリエーション豊かな事例が紹介されています。
〇税法・省令・通達の不知、不十分な理解や解釈誤り
〇事実関係の不確認、確認不十分
〇税法・省令・通達と事実関係の当てはめ誤り
〇申告書・申請書・別表・届出書の提出失念・書式誤り・記載誤り・記入漏れ等
〇申告期限・届出期限の失念
〇シュミレーション内容の誤り
〇計算誤り・会計処理の誤り
〇依頼者への説明不足・意思確認不足
〇思い込み……
とにかく税理士さんは、パーフェクトな仕事をしないと、即、損害賠償問題につながる仕事ばかりだと感じます。
そんな中で、税法は毎年毎年、なんだかんだと変わっていく。
すごいプレッシャーでしょうね。
不動産鑑定評価も金額を出しますが、あくまで理屈の世界。
そして、鑑定結果をどのように活用するかはクライアントの自由です。
たとえば、売買の参考にするために鑑定評価を出したとしても、必ずその価格で売買しなければならないというものではありません。
それに対して税理士さんは、ずばり数字の世界。
税理士さんが計算した税額をクライアントが納めるのですから、恐ろしいですよね。
ご苦労お察しします。